女優高畑充希(24)が25日、都内で主演したNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜、午前8時)の最終収録を終え、父親役の西島秀俊や、木村多江、相楽樹、杉咲花ら共演者とクランクアップ会見を行った。

 昨年11月9日にクランクインしてから約10カ月の長丁場だった。共演者から花束を渡され、涙を浮かべていた高畑は「もう、一生終わらないかと思いました。いろんな日がありました。バラ色の日も、限界の先に行き、沼に落ちた日も。でも、とと姉ちゃんチームは守ってくれ、大切にしてくれました。こんなチームでやれたのは最高に運が良かった。最高のチームでした。最高の家族でした。『とと姉ちゃん』をやれて幸せでした。チームとと姉ちゃん最高でした」と、最後は笑顔で叫んでいた。

 また、苦労したことを取材陣に問われると「本当にせりふが多くて。脳みそがパンクしそうでした」と、会場を笑いに包んだ。

 この日は、物語の序盤で亡くなった西島が演じる父と夢の中で再会する場面を撮影した。西島と久々に再会した高畑は「めっちゃ、緊張しました。戸惑いましたけど、いざ一緒のシーンを撮影したら、常子(高畑)にとって、とと(西島)は特別な存在だったから、せりふで『頑張ったね』と言われたら、一撃で大変だったことも吹っ飛ぶパワーがあり、演じていてもすごく幸せな気持ちになりました」と語った。西島も「僕も緊張してせりふがとんで、NGだしました」と明かした。