NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜午後8時)に出演予定だった高畑裕太容疑者(22)の代役に大山真志(27)が起用されることが4日、分かった。高畑容疑者は、強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕され、現在も前橋署に勾留中。当初は、大泉洋(43)が演じている真田信幸の息子、真田信政役で出演し、信幸の母薫を演じている高畑淳子(61)とNHK大河ドラマでの親子共演が実現するはずだった。

 関係者によると、代役の選考にあたって同局は、知名度にはこだわらず、演技力を重視して俳優を探していたという。大山は09年ミュージカル「テニスの王子様」でデビュー後、10年「ソラオの世界」で舞台初主演。11年舞台「信長」にも主演するなどデビューから7年半で100作を超える舞台に出演。今年も4月にミュージカル「グランドホテル」に出演、今月17日開幕の舞台「英雄の運命」では主演を務める。歌やダンスも得意にしており、幅広い役柄をこなす俳優として演劇界では引く手あまたの存在だ。

 「真田丸」には10月16日放送分から登場する。

 ◆大山真志(おおやま・まさし)1989年(平元)8月17日、東京都生まれ。舞台を中心に活動するが12年映画「携帯彼氏+(プラス)」やテレビ朝日系「警視庁・捜査一課長」にも出演。10年に写真集「志 kokorozashi」発売。182センチ。