フリーアナウンサー雨宮塔子(45)が11日、都内で映画「ハドソン川の奇跡」(クリント・イーストウッド監督、今月24日公開)試写イベントに出席しキャスター復帰について語った。7月にTBS系「NEWS23」キャスターに就任してから初の公の場となった。

 映画は09年に起きた実話に基づく作品。エンジントラブルを起こした飛行機がニューヨークのハドソン川に着水したが、乗客乗員155人全員が無事生存したという奇跡を描いた。機長が下した「着水」という決断にちなみ、仕事復帰という決断について司会者に聞かれると「決断はその瞬間にするものではなく、自分がどう生き、考えてきたかが出るものだと思います」と持論を展開。「フランスで17年間生きてきたことの延長線、というわけじゃないけど、ずっと日本にいたらなかった決断だと思います」と、これまでの人生あっての決断だったと明かした。

 元夫でパティシエの青木定治氏(48)との間にもうけた2人の子供は、青木氏とその再婚相手の女性がフランスで育てている。「(子供が日本に)いたらいたで気になる。不器用なので(仕事と家庭の)両方が中途半端になると思う。子供もフランスに残ることを選んだ。前の夫も(今の)奥様も信頼しつつ、でも細かい日々の大切なことをちゃんとやってるのか、と言いたくなる。でも、ドーンと任せた方がいいのかな。お引き受けしたからには、こっち(キャスターの仕事)を全力でやらなきゃ、と思います」と、仕事への意欲を語った。