歌手坂本冬美(49)の30周年リサイタル「今日から明日へ」が15日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、約3500人のファンを前にデビュー曲「あばれ太鼓」からヒット曲「夜桜お七」「また君に恋してる」、最新曲「女は抱かれて鮎になる」など20曲を歌いきった。

 開演前に取材に応じた坂本は「今日は午前4時半に起きた。30年の集大成というだけでなく、次の年につながる第1歩にしたい。35周年、40周年と元気に息長く、愛される曲を届けたい」。

 坂本と言えば、トークコーナーで「結婚しない」結婚ネタで観客の笑いを誘うが、「伍代(夏子)さんから『痛い』と言われるので、今日で封印します。でも、結婚ネタをやめるだけで、独身を貫くわけじゃありません」と苦笑い。

 NHKホールでは10周年の時もリサイタルを行ったが、「若い時は今ほどありがたみを感じなかった。ここで歌えるのは幸せなこと。今年も(紅白で)最終的に戻って来られるようにしたい」と話した。