演歌歌手田川寿美(40)が20日、東京・中央区の銀座山野楽器本店で一日店長を務めた。デビュー25年で、レコード店店長を経験するのは初めて。

 21日に発売する、25周年記念曲第2弾「哀愁酒場/火の舞」の発売記念で実施。「『今日は安いよ!』と声を出したいけど、定価があるからそうはいかない」と言いながら初体験を楽しんでいた。

 「哀愁酒場」は本格的な演歌。「私も酒場にはよく行きます。日本酒が大好き。冷や酒にお魚があれば最高です」。「火の舞」は情熱的な女性の心を描いている。「私にとって『ファイア』は初めて。愛する男性を独り占めしたいという女心を描いています」とアピールした。

 今年1月発売の25周年記念曲第1弾「倖せさがし」が販売約5万枚のヒットだった。02年以来5度目となるNHK紅白歌合戦出場への期待も高まるが「年末の日程は空けています。紅白目指して頑張りたい」と力を込めた。

 プライベートでは昨年5月に離婚。25日に4歳になる息子と2人で暮らすシングルマザーだ。「恋はしていないけど、まだ40歳だし、再婚はあきらめていません。でも、実際に再婚をしたら息子はヒヤッとすると思う」と笑顔で話した。

 来月には長男の通う保育園で運動会がある。「初の運動会。故郷の和歌山から親戚ら10人くらいが集まる。私も走るかもしれませんよ」。歌に子育てに全力投球だ。