俳優の坂上忍(49)が、著名人を表彰する賞の選定基準に疑問を呈し、自身も過去にある賞に選ばれるも激怒して辞退していたことを明かした。

 5日放送のフジテレビ系「バイキング」では、3日に都内で表彰式が行われた第29回日本メガネベストドレッサー賞の受賞者を発表。芸能界部門で広末涼子(36)及川光博(46)、サングラス部門で西内まりや(22)、特別賞に河北麻友子(24)、文化界部門で春風亭昇太(56)が選ばれた。

 坂上は一部の受賞者について「メガネのイメージが全くない」とけげんな表情。メガネ芸人として知られるおぎやはぎの小木博明も「毎年、メガネかけてないひとが取るから、不思議なんですよ」と同調し、矢作兼は「おれたち恥ずかしいよね、こんだけメガネ掛けてて取ったことないから」と、自身が一度も受賞したことがないことに苦笑いを浮かべた。

 コラムニストの山田美保子氏は、一般的にこうした賞の受賞者は「カメラクルーを呼べるトレンディーな方たちが候補に入りますし、授賞式にスケジュールが空いてる方じゃないと選ばれない」と語った。

 坂上は山田氏のコメントにうなずき、自身も2年ほど前には幾つかの賞に選ばれたという。「いただけるものなら」と前向きに考えていた坂上だったが、先方からは「授賞式に出ることが条件」と提示されたことを明かし、「俺、それをマネジャーさんから聞いて頭来て。ダメじゃん。メガネ(の賞)だったら(選ばれるべきは)メガネが似合う人、メガネに貢献してくれる人でしょ? それで行くのやめた。だってうそだもん」と嫌悪感をあらわにした。

 また、番組ではおぎやはぎが受賞できない理由について日本メガネベストドレッサー賞に問い合わせたところ、「もう少しメガネを掛けてメガネのイメージを付けたほうが良いのでは」という回答があったと紹介。小木は「こらこら! ずーっと掛けてる!」とツッコミ、矢作は「イメージないんだな、メガネの。頑張らないと」と自虐した。