興行収入100億円を突破したアニメ映画「君の名は。」を手がけた新海誠監督(43)が、フジテレビ系「バイキング」で同作品とは無関係な公園が「トラブルが発生している聖地」のように取り上げられたことについて「完全なる事実無根なんですが笑」と言及した。

 長野県諏訪市の立石公園では、大型滑り台で骨折事故が発生して使用が禁止された。この事故を報じた一部メディアの記事によって同公園が「君の名は。」の聖地との誤解が生じたが、実際は公園自体がモデルになったわけではなく、あくまで「モチーフのひとつとされている諏訪湖を一望できるスポット」でしかない。そのため「新海誠監督PRスタッフ」によるツイッターアカウントも9月23日、「公園もすべり台も作品には出てこないですよ…」と強調していた。

 しかし6日放送の「バイキング」では、「君の名は。」の舞台で起きたトラブルとして「モデルの公園の滑り台で足を骨折」を例に挙げて、聖地巡礼の問題点について議論していた。

 新海監督は番組を視聴していたらしく、「おお、テレビをつけたらいろいろ苦言をいただいてる!」とツイート。「『モデルの公園』というのは完全なる事実無根なんですが笑、ともあれご迷惑おかけしている方には申し訳ないです」とあらためて骨折事故が発生した公園は劇中に登場しない旨を明言した。