元テレビ朝日アナウンサーの前田有紀さん(35)が、同局を退社することを決意した当時の思いを明かした。

 前田さんは13年に同局を退社。「やべっちFC」や「やじうまプラス」など多数の番組を担当し、明るく前向きなキャラクターで「好きな女子アナランキング」等でも常連の看板アナだった前田さんの突然の退社は世間を驚かせた。退社の理由は英ロンドン留学のためと発表されたが、いぶかしむ声も少なからずあった。

 現在は20日にフェイスブックを更新。今では転職に関する相談を受けることが多いそうで、「私は幸いにも、実現したいことが山のようにあり、一生あっても足りないくらいだと、日々追いかけるように過ごしてますが、辞める時どんなことを考えていたのかな」と自身の過去を振り返った。

 「とにかく強く思ったのは、『人生ってこういうものだよねと、わかったふりをして諦めたくない!』ということでした。ちょっと子どもっぽいですが...」と当時の思いをつづった前田さん。「いつかこんな風に暮らしたい、いつかこんな仕事をしてみたい、広い世界で力を試してみたい。そうやって思っているのに、でも無理だよね、もう30代だし、色々守らなければいけないものも増えたし、と自分で限界を作りたくないなという思いでした」と明かした。

 今でも何かを決断するときや迷ったときなどには、この時の気持ちに立ち返ってみるのだという。「まだまだ説得力のないことですが、思い描いた未来にどこまで進んでいけるのか、自分次第だと思っています!」と力強くつづった。