アニメ映画「魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!」の初日舞台あいさつが29日、東京・新宿バルト9で行われ、作品のテーマソングを歌ったAKB48渡辺麻友(22)が、1回戦負けした10日のAKB48じゃんけん大会を振り返った。

 大会では人気キャラクター「キュアミラクル」のコスプレをして出場した。「恐れ多いんですけど、キュアミラクルさんの格好をさせていただきました。中途半端だと多方面からたたかれる可能性があるので、なるべくハイクオリティーで忠実に再現しました。衣装部さんにウィッグも髪飾りも細かいところまで忠実に再現してもらった。キュアミラクルさんになれて、本当にうれしかった」。完璧ななりきり度で、本番ではプリキュアの着ぐるみたちとステージに上がった。

 しかし、現実は甘くなかった。「魔法の力も手に入れられたかなと思って、じゃんけんに臨みましたけど、見事に1回戦敗退だったので、残念でした。魔法の力をもってしてもダメでした」と申し訳なさそうに語った。

 肩を落とす渡辺を、高橋李依がフォローした。「ミラクルがじゃんけんに弱いのかもしれない。次は(キュア)フェリーチェだったら強いかもしれない」。すると、堀江由衣は「マジカルでもやって!」斎藤彩夏も「モフルンもやってよ~」と、自分が声優を務めるキャラクターを渡辺に売り込み、場内の笑いを誘っていた。

 渡辺は作品で「正しい魔法の使い方」を歌った。お気に入りのシーンを聞かれると、「(クマのぬいぐるみの)モフルンが、森でクマと出会って仲良くなったところで歌が流れて、サビで踊ってる。そこが愛らしくてたまらなかった。癒やされました」と明かした。幼少期からプリキュアのファンでもあり、「一生の宝だなと思いました。死ぬまで自慢します」と熱っぽく語っていた。