俳優山本涼介(21)が11日、東京・紀伊國屋ホールで、公演初日を迎えた初主演舞台「サバイバーズ・ギルト&シェイム」の会見を開演前に行った。作品は戦場から生き延びて帰ってきた男の罪悪感と恥を描く。

 映像も含めて初主演。「思った以上に緊張し、稽古でも顔が引きつりました。そういう面が出ないように自信を持って頑張りたい」と話した。主演の話を聞いた際にはすごく驚いたといい「責任感を感じた。せりふの量も多いし不安だった」。

 同じ21歳の設定で等身大の役。「役を作ることを意識せず、その時に生まれた感情を大事に演じたい」。大学の先輩を演じる南沢奈央とハグする場面もある。「すごく緊張します」と顔を赤らめると、南沢から「私は身長165センチ弱。20センチ高い男性が理想でした。その理想の男性と演じられる」と言われ、うれしそうな表情を見せた。

 会見には共演の片桐仁、演出の鴻上尚史氏も出席した。