第3回JASRAC音楽文化賞の贈呈式が18日、都内で行われた。

 式に先駆けて、平成28年度の文化勲章を受章した作曲家船村徹氏(84)が特別表彰された。

 今回の音楽文化賞に選ばれたのは4者だった。

 ピアニスト伊藤京子さんは、別府アルゲリッチ音楽祭の総合プロデューサーとして、同音楽祭を育ててきた功績を認められた。

 指揮者三沢洋史さんは、新国立劇場合唱団の専属指揮者として、同合唱団を世界有数のレベルに引き上げた功績をたたえられた。

 宮城県の気仙沼ジュニアジャズオーケストラ「スウィング ドルフィンズ」は、東日本大震災の被害を乗り越え、音楽の力を復興や交流に生かしてきた活動を顕彰された。

 そして、福島県川俣町の和太鼓団体「山木屋太鼓」は、福島第1原発事故に伴う避難区域に指定された後でも、力強い意志で活動をしてきたことを評価された。