宝塚歌劇団の元宙組トップスターで女優の大和悠河(39)が、結婚相手に求める条件について語った。

 大和は22日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」に出演。男役トップスターとして活躍した宝塚時代を振り返った。当時は男役に徹するために「普段から絶対にスカートはかなかったんですよ、素肌を絶対に出さないように」していたという。さらに椅子に座る場合にも、できるだけ脚を高く上げてから組むようにしていたそうで、「そうするとファンの方がキャーッて喜んでくださるんですね。だからあえて毎回やるようになった」とファンの期待を裏切らないように男っぽいしぐさをするように心掛けていたことを明かした。

 しかし退団後に女優として活動するようになってからの服装は露出が多めになったことを指摘されると、「いざ女優としてやっていくっていう時に、スカートはいていないと、胸もギリギリまで出していないと、自分が女性なんだっていうことがわからなくなっちゃう。普通に脚とか開きだしちゃうんで」と、男役の“後遺症”について明かし、「思春期を男役として生きてきてしまったので、女性でいる時間の方が短いんですよ。なので、自分は女なんだよっていう格好をしていないと、すぐ男になっちゃう。今でもパンツスーツをはくと声も低くなるし、しぐさも男になる」と語った。

 男性っぽい姿は宝塚時代からのファンには喜ばれるが、男性にはあまり評判がよくないという。理想の結婚相手について「地位とか年収とかは、あればあった方がいいですけどそこにはこだわらない」という大和だが、「私の男役のDVDとかを見ても絶対に引かない人がいい」という条件を出した。

 「宝塚を卒業してから、ワンピースやスカートを着ているときはしゃべりかけてくれる男性ってすごく多いんですよ。だけど、イベントとかでパンツスーツになった時に、今まで話しかけてくれてた男性が一気に引いていくんですよ。しゃべりかけもしない見もしない。結構ショックで」との思いを明かし、「男役時代の私もちゃんと受け入れてくれる人なら」と語った。