年末の風物詩となっている「『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社主催)は1日、都内のホテルで発表・表彰式が行われた。年間大賞には、今季25年ぶりのリーグ優勝を果たしたプロ野球広島カープを象徴する「神ってる」が選ばれた。昨年の「トリプルスリー」に続き、野球界の名言が大賞に輝いた。

 6月に2試合連続サヨナラ本塁打を放つなど、神懸かった活躍を見せた鈴木誠也外野手(22)に対し、緒方孝市監督(47)が「神がかっているよ。今どきの言葉で言うなら、神ってるよな」とコメントしたことで定着した。

 大賞を含めたトップテンは、以下の通り。(選ばれた言葉、受賞者の順)

 ◆聖地巡礼(ディップ株式会社)

 ◆トランプ現象(受賞者なし)

 ◆マイナス金利(日本銀行)

 ◆ゲス不倫(週刊文春編集部)

 ◆保育園落ちた日本死ね(山尾志桜里衆議院議員)

 ◆盛り土(受賞者辞退)

 ◆ポケモンGO(株式会社ナイアンティック、株式会社ポケモン)

 ◆神ってる(広島緒方孝市監督、広島鈴木誠也外野手)

 ◆(僕の)アモーレ(インテルミラノ長友佑都、平愛梨)

 ◆PPAP(ピコ太郎)

 また選考委員特別賞として「復興城主」が選ばれ、熊本市の大西一史市長が受賞した。