ニュースキャスターの安藤優子(58)が7日、リポーターの武藤まき子さんの訃報に「まだ立ち直れていなくて…」とショックを隠しきれない様子を見せた。

 フジテレビ系「バイキング」から「直撃LIVE グッディ!」へのリレー放送で、武藤さんから何度かインタビューを受けたことがあるという俳優の坂上忍が「やっぱり圧力がすごいんです。『どこまで聞かれるのかな』っていう圧はすごいんですけど、ただお話をしていると、どこか優しさがあるというか、ちゃんと良きところで落としどころを持ってくださっているという印象が強かったので、僕は武藤さんがいらっしゃると安心していた」と語ると、安藤キャスターも「そうですよね」とうなずいた。

 武藤さんの訃報に「『な、何が起きたんだろう』という感じで…」と動揺したという安藤キャスターは、坂上の話を受け「リポーターという立場上、なかなか聞きづらいことも聞かなくてはならないことも沢山あると思うんですね。その時に単なるぶしつけになってしまう方と、そうじゃなくて、最後の言葉のどこかにキチッとした愛情を傾けてくださる方と居ると思うんですが、明らかに武藤さんは後者だと思います」と武藤さんの人柄について語った。

 また、自身が報道から情報番組に移る際に、武藤さんが声を掛けてくれ、アドバイスなどをもらったという。その“恩人”でもある武藤さんが亡くなったことに、「涙があふれるというよりショックで、まだ立ち直れていなくて……」と気持ちの整理がついていないことを明かした。

 武藤さんは虚血性心不全のため5日に死去。71歳だった。