元プロテニス選手の松岡修造氏(49)が、出演番組でロケを行った焼き肉店でのマナーについて注意を受けたとし、謝罪した。

 松岡氏は4日放送のフジテレビ系「フルタチさん」に出演。テレビ朝日系「報道ステーション」で12年間にわたって共演していた古舘伊知郎アナウンサーと久しぶりに再会し、熱い本音トークを繰り広げた。

 さらに松岡氏が自身の「食」へのこだわりを古舘アナに伝えたいと焼き肉店でロケを敢行。肉を焼く際には「僕はトングを使わない。お箸を使うことによって自分も熱くなりますよね。お肉も熱い。その感覚を自分も感じていたい」と独特なこだわりを披露していた。

 しかし松岡氏は、放送後に番組を観た焼き肉店経営者から指摘を受けたという。8日に更新したブログで、「数年前、とある焼き肉店から、ユッケによる食中毒で多数の方がお亡くなりになるという痛ましい事件が起きました。それ以来、どこの焼き肉店でも生肉の血が割り箸に付着することがないように、お客さまにトングの使用をお願いしているそうです。 なのに、僕がテレビで『トングは使わず直箸で…』と説明してしまいました。また大変なことが起こらないように、絶対にまねをしないように呼びかけて欲しい、ということでした」と明かした。

 松岡氏は「ごもっともなご指摘です。しっかりと細かいところまで配慮できず、また、たくさんの方々にご迷惑をかけたということにも気づけず、大変申し訳ございませんでした」と謝罪し、「番組をご覧になった皆さんも、観ていない皆さんも、焼き肉屋さんではトングを使ってください!」と呼び掛けた。