福士蒼汰(23)主演映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(三木孝浩監督)の初日舞台あいさつが17日、東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われ、福士やヒロイン役の小松菜奈(20)らが出席した。

 110万部を突破した人気恋愛小説の実写化で、20歳の男女が織りなす切ないラブストーリー。舞台あいさつ前の上映では、ボロ泣きした女性ファンが、化粧直しのため劇場のトイレに殺到した。福士は「(イベントに)出ようというタイミングで、『(女性客が)お化粧直しをされています』ということで、泣いてくれたんだなと思うとうれしかった」と感謝した。

 ファンだけではなく、登壇者も感動の涙を流した。三木監督が福士、小松に向け、感謝の手紙をサプライズで読み上げた。特に小松は、役作りの不安な気持ちを見通し、ストレートにつづった監督の手紙に感涙。すかさず福士がハンカチを差し出す「イケメン」な一面を見せ、会場の女性ファンから歓声が上がった。感想を求められた小松は「大丈夫じゃないです。ずるいです。しゃべれません…」と言ったまま絶句。福士は「撮影中は監督の気持ちを聞けることがなくて、初日のこの場で聞けて単純にうれしいなと思った。この作品、三木さんが監督で、菜奈ちゃんが愛美でよかった」と感激を口にした。

 来年の抱負を映画のタイトル風に披露するコーナーでは、東出昌大(28)がボードに「ぼくは来年、母と旅行する」としたためた。すると偶然、小松も同じ答えで、場内はどよめきに包まれた。小松は昨年、竹富島、入り西表島などに母と旅行したといい、「2人きりでしゃべれるいい時間だった。また違うところに行きたい」と話した。

 福士は「料理下手とおさらばする」と宣言した。京都での約1カ月のロケで、自炊にも挑戦したが「うまくいかなかったんです」と苦笑い。東出から「ハンバーグなんかいいと思うよ。意外に手間がかかるから、作れれば自信になる」とアドバイスされ、「作ります!」と誓っていた。

 ほか山田裕貴(26)が登壇した。