19日夜釈放されたASKAだが、希望している音楽活動再開を取り巻く環境は極めて厳しい。ブログでは、来年1月に13曲入りの自主制作アルバムを発売予定と明かした。逮捕前日11月27日には完成間近であることを報告。「来月の終わり頃ユーチューブで数曲発表させてください」とも記した。釈放直後更新したブログでも「みなさんを、最高のアルバムでお待ちします」と自信満々に宣言した。

 関係者によると、以前からASKAは「アルバムを出したい」と、音楽業界の知人らに協力を呼び掛けていたという。ただ、この関係者は「執行猶予が明けないと、レコード会社は協力できないはず。音楽活動をするといっても、自主制作でCDを出すレベルで、極めて限定的な音楽活動しかできない」と話した。

 ASKAは逮捕直前、都内高級ホテルを定宿のようにしつつ、レコーディングのため地元九州のスタジオに複数回行くなどしていたとみられる。ブログを頻繁に更新し、盗聴やサイバーテロ被害に言及した著書の出版が決まりかけたこともあったという。今後は不透明だが、ブログを書きつつ、アルバムなどの創作活動を続けるとみられる。