クリスマスイヴの24日に30歳の誕生日を迎えるのが女優の石原さとみだ。

 2年連続「なりたい顔」の1位になり、先日発表された。美容誌「美的」(小学館)の読者投票で選ばれたもので、授賞式のロングドレス姿は落ち着いた大人の魅力を漂わせていた。

 今年は映画では「シン・ゴジラ」、ドラマでは「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)とヒット作にも恵まれた。

 「『シン・ゴジラ』では米国特使を演じたんですけど、オバマ大統領が広島を訪問する歴史的な年でしたし、忘れられない作品になりましたね。『校閲ガール』では、世間の人が当たり前だと思っていることをちゃんと支えている職業があるんだって、それを少しでも分かってもらえたら、という思いで演じましたね」と振り返った。来年はデビュー15年の節目を迎え、生き方を考えることもあるそうだ。

 「先日、日本料理店で親友と食事をしたんですけど、エビの素揚げが5本出てきたんですね。私、大好きで、今までだったら最後の1本はじゃんけんか半分こにしたんですけど、そのときは親友に譲ったんですね。で、おいしそうに食べるのを見て、それがとてもうれしかった。一番おいしいところを大切な人にあげられるような人になりたい、そう思うようになりましたね」

 映画やドラマの中で、共演者を生かすような仕事をしたい、ということだろうし、ひょっとしたら心に決めた「大切な人」がいるのかもしれない。

 なかなかの話術に感心しながら、節目の年のこの人の私生活も気になった。