今月末で解散するSMAPが大みそかのNHK紅白歌合戦出場を辞退したことが22日、分かった。1月の解散騒動以降、メンバーはグループ活動に前向きになれない状態が続いていた。先月末発表の出場者リストに入っていなかったが、NHKは粘り強く交渉を続けると明言。ファンの間ではサプライズ出演を期待する声も上がっていた。

<SMAPと紅白>

 出場は23回。CDデビューした91年に初出場。03、05、10~12年は出場者の中で最終歌唱者となる大トリを、13年は白組トリを務めた。初の大トリで歌ったのは当時200万枚を売り上げた「世界に一つだけの花」。白組トリは北島三郎ら演歌の大御所が務めてきたが、ポップス系若手グループが大トリに起用されたのは初めてだった。歌手別視聴率では何度も最高の数字をたたき出した。

 91年から昨年まで出場しなかったのは2回。01年は稲垣吾郎が不祥事で芸能活動を自粛しており辞退。04年は各メンバーのソロ活動が多く、グループとしての音楽活動が十分ではなかったとして出場を辞退した。

 中居は司会を97、98、06~09年と計6回務めた。07年は紅組の司会。97年当時は25歳。白組司会として史上最年少だった。