演歌歌手市川由紀乃(40)が25日、千葉市のホテルグリーンタワー幕張で行われた「千葉市リトルシニア野球協会 40周年記念式典」にゲスト出演し、今年のドラフト会議で、プロ野球楽天から1位指名を受けた藤平尚真投手(18)と対面した。

 2人はリトルシニア関係者の共通の知人を通じて4年前に知り合い、市川はNHK紅白歌合戦への初出場、藤平はプロ野球選手になる夢を今年、ともにかなえた。

 市川は「この素晴らしいステージに立たせていただくことができまして、とても幸せで胸がいっぱいです」とあいさつし、紅白の歌唱曲「心かさねて」など4曲を熱唱。客席から「紅白おめでとう!」などの掛け声を送られた。

 藤平投手は「市川さんの歌を聴かせていただくまでは、演歌に全く興味がなかったのが、少しずつ演歌を聴くようになりました。今回、市川さんの紅白初出場が決まって自分のことのようにうれしい。当日は、自宅でテレビで見ながら応援させていただきます」と喜んだ。そして「これから自分はプロの世界に入りますが、結果が出せるよう頑張っていきます」と続けた。

 市川は「藤平投手のお母さま(42)と私とは年齢が近いので、こういう息子さんがいたら幸せだろうなと思い、母心が芽生えました(笑い)。来年は、藤平投手が投げている姿を観戦しに宮城に行きたいなと思っています」と話していた。