大ヒットしたテレビ朝日系人気ドラマ「ドクターX」の主人公大門未知子のモデルが、柔道のロンドン五輪金メダリストの松本薫選手だったことがわかり、話題となっている。

 25日にテレビ朝日系で放送された「林先生が驚いた2016年10大ニュースの初耳学」の中で、同ドラマの脚本を担当し、NHK朝ドラ「花子とアン」も描いた脚本家の中園ミホ氏が明かしたもの。中園氏によると、ロンドン五輪の松本の戦いをみて驚いたという。「野獣」と呼ばれる松本は、畳に上がるときは、表情が変わり、猛然と相手に向かっていく。試合後の1人の女性に戻った時との“落差”は、女優米倉涼子演じる大門未知子が、治療の時の表情と、治療を離れた時に見せる女性としての柔らかさとのヒントになっている。

 また、松本が金メダルを獲得した後のインタビューで「私、ミスしないので」と言った言葉に衝撃を受け、ドラマの中での大門の「私、失敗しないので」という名セリフにつながった、という秘話も明かした。

 「初耳だった」という予備校講師の林修先生は「今年聞いた中でも衝撃的な話」と驚いていた。