タレントの伊集院光(49)が昨年大みそかに放送された「第67回NHK紅白歌合戦」を「スベっていた」とバッサリ。その原因を「NHKらしくないことをやりたいというニオイ」だと指摘した。

 伊集院は2日深夜放送のラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」で、紅白歌合戦に言及した。その中で、今回の紅白を「スベってたし」と評する。伊集院は、NHKの仕事をする際に、NHKサイドで発せられる一番嫌いな言葉が「NHKらしくない番組作りたいんですよ」だそう。「こちらはNHKが大好きだし尊敬している。NHKらしくない番組やるならNHKじゃないところでいいですとなるから、そう言われた時点でやる気がなくなる」と明かす。

 今回の紅白は、そうした「『ぶっ飛んだ、おもしろいことやりたいんですよ!』というようなことを言う人のニオイがする紅白だった」といい、伊集院は「“マツコとタモさんが愚痴を言いながら結局到着しない”って超おもしろいでしょ!っていう、普通NHKじゃ絶対やらないでしょっていうニオイが、NHKがスベるケースの一番中央にある」と指摘した。ゴジラに関する演出も、「“そんなことやりそうもないNHKのアナウンサーがドタバタする”なんてNHKの発想にはないでしょっ、というNHKの発想」だとぶった切った。