フリーアナウンサーの小倉智昭(69)が、斬新な演出で賛否を呼んだ昨年末のNHK紅白歌合戦を痛烈に批判した。

 小倉アナは5日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。今回の紅白の視聴率は40・2%となり、歴代最低の昨年を1ポイント上回ったが、かつて80%台をたたき出していた当時を知っているだけに「それから比べたら激減でしょ? 紅白の質が落ちてるんだよ」とバッサリと切り捨てた。

 その問題は出場歌手ではなく演出だと指摘し、「紅白っていうのはお金を掛けてどれだけ素晴らしいセットで歌手が歌って、つまらなそうにやってる応援合戦っていうのがひとつのパッケージで面白いわけですよ」と持論を展開。今回はシン・ゴジラが登場したり、タモリとマツコ・デラックスによる寸劇といった演出が話題を呼んだが、小倉アナは「変にバラエティー化しちゃって、タモリさんやマツコ・デラックスの扱いとかね。なんでゴジラがNHKに押し寄せて来るの? それで局のアナウンサーが『今、ゴジラが来ています!』って……ふざけるなって」とダメ出しした。