フリーアナウンサー加藤綾子(31)が11日、東京・新宿区市ケ谷のフランス語学校アンスティチュ・フランセ東京で行われた映画「天使にショパンの歌声を」(レア・プール監督、14日公開)のトークショーに出演し、フリー転身後の生活や夢などを語った。

 トークショーの前には、加藤の母校、国立音楽大学の室内合唱団の生徒が、映画にも登場するモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を合唱した。加藤は「静かな中にも湧いてくる情熱があって、すごく感動しました。私も1年間合唱サークルに入っていました。大学時代を思い出しました」と笑顔を見せた。

 中学、高校の音楽の教員免許を取得している。当時は「学校の先生に憧れていた」というが、周囲の勧めもあり、アナウンサーの道に進んだ。「アナウンサーがどんなものかもよく知らず、最初は戸惑っていました。先輩からは『体力勝負だよ』と言われていた」と入社当時を振り返った。

 昨年5月にフジテレビを退社してフリーになった。「(生活は)そんなに変わらないなと思っていますけど(フジテレビで)朝の番組をやっていたので、少しだけ多く寝られるようになりました」。