年末に解散したSMAPの木村拓哉(44)主演のTBS系連続ドラマ「A LIFE ~愛しき人~」(日曜午後9時)の初回15日の平均視聴率が14・2%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べでわかった。 

 木村はグループ解散後、1人の俳優として初めて挑む同ドラマで職人肌の外科医を演じる。これまでさまざまな役柄を演じてきた木村だが、医師は初めての役どころだ。数々の主演ドラマで高視聴率をたたき出してきた木村と、人気ジャンルでもある医療ドラマのタッグ。心機一転、再出発を図る木村の代表作となるか、その視聴率が注目される。

 初回は、外科医・沖田一光(木村拓哉)がアメリカから東京の病院に10年ぶりに戻ってきた。院長の壇上(柄本明)が心臓疾患で倒れ、その手術を任されたのだ。しかし院長の娘でかつて沖田と交際していた小児外科医の壇上深冬(竹内結子)とその夫で副院長の壮大(浅野忠信)は、沖田を再び迎え入れることに戸惑っていた。いきなり現れた沖田に若手医師・井川颯太(松山ケンイチ)は懐疑的で、逆にオペナースの柴田由紀(木村文乃)は沖田に興味を持つ、という内容だった。