「ツイッター砲」をさく裂させているのは、トランプ氏だけではなかった。米歌手マドンナ(58)は12日付のツイッターに、女性の下腹部をアップにした写真を掲載。米スポーツ用品メーカー、ナイキのロゴの形に陰毛が整えられ、「Just Do it(ただやるだけ)!」と同社の広告コピーを添えた。女性器は下着で隠しているが、この下半身が本人のものかどうかは不明。

 マドンナは、21日にワシントンで予定される大規模なデモ行進に参加予定。女性の権利擁護を訴えるパレードで、今回の下腹部写真は、参加者を募ることが目的だった。ツイッターに「100万人の女性の行進! 必ず来てね!」と書き加え、インスタグラムでは同じ写真の横に「ワシントン、1月21日」と記している。

 この行進は、女性蔑視発言が目立つドナルド・トランプ次期米大統領(70)への抗議も兼ねている。20日の大統領就任式翌日に行うのは、メッセージ性を強めるためだ。マドンナは昨年の大統領選でクリントン氏支持を表明。同10月のライブでは、「クリントンに投票したら、口でしてあげる」と性的サービスを提案し、世界中を驚かせた。

 トランプ氏は政策やメディアへの抗議、個人攻撃などをツイッターで連発。世界中を困惑させているが、マドンナも写真付きのツイッターで同氏への反抗を続けることになりそうだ。