現地時間20日に就任式が開催され、第45代米国大統領に就任したドナルド・トランプ氏。就任演説では「この日から、アメリカ第一主義になります」と自国の利益を最優先することを強調したトランプ氏だが、「権力を取り戻すのです、あなたたち国民に(giving it back to you, the people)」という一節が映画ファンの注目を集めた。

 というのも、トランプ氏が語ったこのフレーズは、クリストファー・ノーラン監督のバットマン映画『ダークナイト ライジング』(12)に登場する悪役ベインが放ったセリフ「we give it back to you, the people」とほぼ一致していたのだ。

 ベインはこのシーンで一般市民に向かって、権力者や金持ちに対して革命を起こすよう演説。一方のトランプ氏は、一部の支配階級に支配された首都ワシントンをアメリカ国民に開放すると語っている。就任式で2人の姿を重ねた映画ファンは少なくなかったようだ。【ハリウッドニュース編集部】