演歌歌手三山ひろし(36)が24日、東京・港区の「ライブレストラン青山」で新曲「男の流儀」の歌唱イベントを行った。

 同レストランは三山にとって思い出の地であり、歌手となる原点の場所だ。歌手を志し、高知県から25歳で上京。ウエーターとして働きながら、店を経営する演歌歌手松前ひろ子(66)の付き人もし、松前の夫の作曲家中村典正氏(81)から歌のレッスンを受ける修業を3年間も重ねた。

 「あの時は無我夢中でした。この店でカラオケ大会の司会をしてトークを学び、照明や音響も覚えた。遠回りをすることが結局は近道になることもあると知りました。楽しい修業生活です」と振り返った。

 CS放送の歌謡ポップスチャンネルでは、2月8日から4日間、正午からの2時間を「三山ひろし大特集」として放送する。計8時間の特別編成で「ドキュメンタリーもあって、プライベートや素の表情もある。ぜひ見てほしい」とアピールした。

 NHK紅白歌合戦に2年連続で出場中。デビュー8年で、今や若手演歌界をけん引する1人に成長した。「自分にとっては、いただいた曲は宝物です。今年の勝負曲『男の流儀』を輝かせないといけない」。3年連続の紅白出場へ強い決意も語った。