水谷豊(64)の主演映画「相棒-劇場版4-首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」(橋本一監督)が、公開初日の11日と12日のオープニング2日間で、興行収入(興収)4億174万3800円、動員31万6539人を記録した。

 この数字は、17年に入って公開された邦画、洋画のオープニング2日間の成績で最高の記録となった。また「相棒-劇場版」過去3作とのオープニング成績の比較でも、興収では史上最高の成績となった。

 08年「相棒-劇場版-絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」(3億5347万2250円、32万6593人→31億8000万円、370万人)

 10年「相棒-劇場版2-警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」(3億93万8100円、24万8398人→31億8000万円、270万人)

 14年「相棒-劇場版3- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ」(2億7457万600円、21万2564人→21億2000万円、172万人)

 (公開2日間の成績→最終成績、円=興収、人=動員)

 「相棒 劇場版IV」は、水谷演じる警視庁特命係・杉下右京の4代目相棒・冠城亘を演じる、反町隆史(43)が初出演した劇場版で、現在、テレビ朝日系でシーズン15の放送が続いている。

 水谷は、11日に東京・丸の内TOEIで行われた初日舞台あいさつの壇上で、反町の頑張りを称賛しつつ、次のように期待を寄せていた。

 水谷 (『相棒』人気、ファンの愛を)実感しましたね。すべからく初代で作った財産を3代目が食いつぶして、4代目ではほとんど、どうにもならないというのが世の中で起こっているようですけど、4代目は、よくやっている。4代目は大事。本当に盛り上がっている。ここに来て「相棒」が再び、このような状態になるのは、ある意味、不思議ですし、とても、とてもうれしい。ありがたい。

 シリーズ最高の興収44億4000万円を記録した、08年の第1作「相棒 劇場版」超えなるか、注目だ。【村上幸将】