歌手加納ひろしが19日、広島市内でプロ野球広島カープの応援歌「燃える赤ヘル僕らのカープ」のお披露目イベントを行った。

 同応援歌は1978年(昭53)に発売され、広島市出身の加納のデビュー曲だった。25年ぶりの優勝を機に広島市立広島特別支援学校の生徒らがバックコーラスで参加し、39年ぶりに再レコーディングされた。22日に再リリースされる予定。

 イベントに参加した加納は「この曲でデビューして39年。カープファンの皆様に愛され続けて、今まで活動してくることが出来ました。今年は皆さんに感謝の気持ちを伝える1年にしたいと思います」と笑顔で話した。

 同応援歌は現在もマツダスタジアム(広島市南区)での試合で流れ、ファンに親しまれている。

 39年前にリリースした際のディレクターだった矢部公啓氏も会場に駆けつけ「当時は作詞、作曲、歌手もオール広島で制作しようと企画した作品でした。今回、コーラスまで広島特別支援学校の生徒さんに参加いただき、本当の意味でオール広島になったと思います」と話すと、会場内は大きな拍手に包まれた。