声優の甲斐田裕子が25日、都内で行われたアニメ映画「デジモンアドベンチャー tri.第4章『喪失』」(元永慶太郎監督)初日舞台あいさつで、共演した浪川大輔の声に戸惑ったと打ち明けた。

 甲斐田が戸惑ったのは、劇中で描かれた自身が演じる姫川マキと、浪川演じる西島大吾の大学生時代の恋模様が描かれたシーンだった。甲斐田は「浪川さんとは、他の作品でご一緒することも多いので、掛け合いは全く問題なかったです。でも、今回は大学生という設定のため、若い声でという指示があったのですが、浪川さんが第1声から思ったより若い声で来て、どうしたらいいんだろうって思いました」と明かした。

 一方、武之内空役の三森すずこと、空のパートナーデジモン・ピヨモン役の重松花鳥にとって、演じたキャラクターをフィーチャーした今作品は、思い入れが深いものとなったようだ。三森が「空がピヨモンに他人行儀に冷たくされて落ち込んだり、感情が波のように動きました。1視聴者のように『あ~、空大変だな~』など、いろいろな感情が湧き出てきました」とコメントした。印象的な場面について聞かれた重松は、l「(ピヨモン)がやっと進化できたことです。みなさん、ちゃんと技名を聞いていただけましたか? スターライトエクスプロージョンですよ」と、ピヨモンが究極体に進化できたことを喜んだ。

 またこの日、第5章のサブタイトルが「共生」に決まり、2017年に劇場上映されることが発表された。先日、第5章アフレコを行った重松は、今後の展開について「大変だよ! 衝撃!心が痛いです!」と衝撃発言をして会場を驚かせた。三森は「シリーズも後半戦に突入して、今回の第4章も『どうなっちゃうの?』っていう展開なので、第4章も第5章も第6章も楽しみに待っていていただきたいです」とアピールした。