エマ・ワトソン(26)が、米ヴァニティ・フェア誌3月号でセミヌード姿を披露。長年にわたり国連「UNウィメン」親善大使を務め、フェミニズム問題について発言しているワトソンが脱ぐとは、「偽善者ではないか?」との批判の声がツイッター上を賑わせている。

 ある保守的な女性コラムニストは、「エマ・ワトソンが、“フェミニズム、男女賃金格差について発言しているのに、女優として世間に真剣に受けとめられない”と不満を言いつつ、おっぱいを見せている!」と批判。

 この他にも、「フェミニストがトップレスになれば叩かれ、エマ・ワトソンがトップレスになれば、勇気があって素晴らしいと賞賛?」「あの目立ちたがり屋はフェミニストたちの恥であるだけでなく、人類に恥辱を与えた」などと、辛らつな批判が続々と寄せられている。

 ワトソンが今回、ヴァニティ・フェア誌で公開したのは、そのほとんどがレトロで優雅なドレス姿の写真。セミヌード写真は1枚だけで、肩に羽織った短いジャケットで乳首は隠れている。しかし、いわゆる”下乳”を含む両胸の半分は露出しており、清純派女優としての今までのイメージを覆す大胆なショットとなっている。

 ワトソンは最近のインタビューで、長年にわたり、フェミニストたちの批判に耐えてきたことを明かしており、「同じ信条を持つ人々からの批判を聞くことは辛い。初めは怒っていいものかわからなかったけど、24時間はふくれっつらをして、それから前に進むことを自分に許したの」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)