1月スタートの連続ドラマ、TBS系「カルテット」(火曜午後10時50分)の14日第9話の平均視聴率が11・0%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は9・8%、第2話は9・6%、第3話は7・8%、第4話は7・2%、第5話は8・5%、第6話は7・3%、第7話は8・2%、第8話は9・5%。この日は同局で高視聴率を記録したWBC侍ジャパンのキューバ戦の直後に放送。その勢いもあってか初の2ケタ超えを記録した。

 社会現象的人気となったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の後番組となる同ドラマは、松たか子(39)満島ひかり(31)高橋一生(36)松田龍平(33)の豪華実力派俳優4人による大人のラブストーリー。ドラマ「最高の離婚」、「Woman」などを手がけたヒットメーカー、坂元裕二氏の完全オリジナル作品で、カルテットを組み、冬の軽井沢で共同生活を送ることになった男女の恋模様を描く。

 ハイセンスなセリフの掛け合いや、舞台のような濃密なやりとりが、ネットを中心に人気を呼んでいる。

 第8話は、大菅(大倉孝二)から真紀(松たか子)が全くの別人だったと告げられた鏡子(もたいまさこ)。警察が真紀を捜査していると知り、激しく動揺する。一方、真紀らの元に、別荘の査定見積書を持った不動産鑑定士が現れる。売却話が出ていたにも関わらず、真紀、すずめ(満島ひかり)、諭高(高橋一生)に黙っていたことを謝罪する司(松田龍平)だが不安になる3人。そんなある日、真紀の元へある人物がたずねてくる。真紀は一体何者なのか…、という内容だった。