アニメ映画「プリキュアドリームスターズ!」(宮本浩史監督)初日舞台あいさつが18日、東京・新宿バルト9で行われた。

 主人公キュアホイップこと宇佐美いちか役の美山加恋(20)は、客席にキュアホイップの衣装を着て駆けつけた女の子の姿を見て「ホイップの格好をしてくださってる、お子さんがいてうれしい。ホイップだよ!!」と呼び掛けた。

 今作は、宮本監督が手がけた渾身(こんしん)の3DCGとセル画の2Dで世界を描き分ける挑戦的な作品で、背景を真っ黒にした画面に質感の高い3DCGのプリキュアを登場させ、あたかも劇場に現れたかのように見せるシーンは注目だ。美山は、そのことについて触れ「CG部分が長く、スタッフの方が力を入れている。今週末は、いくつもアニメ映画が公開されると思いますけれど、私はこの作品が胸を張って1番星だと言えます」と力を込めた。

 これまで、春のプリキュア映画は09年「プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合」以降、16年の「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」まで、04年にテレビシリーズ「ふたりはプリキュア」以降、登場したプリキュア全員が総出演する「オールスターズ」として展開されてきた。それが今作から、美山らが出演し、放送中のテレビ朝日系「キラキラ☆プリキュアアラモード」を含む、直近3世代のプリキュアが登場する形に大転換した。

 美山は、そのことについても触れ「今作は本当に、いろいろなことに挑戦していまして、オールスターズとはひと味違ったドリームスターズとして展開しています。1人1人のキャラが出ていて、お話がすばらしいです」と自信を口にした。【村上幸将】