元モーニング娘。道重さゆみ(27)が19日、東京・丸の内のコットンクラブで、単独ステージ「SAYUMINGLANDOLL~再生~」(来月16日まで)を開催し、2年4カ月ぶりに活動を再開した。14年11月にモー娘を卒業し、リフレッシュのため休業していた。

 カラフルなスカートを着て、ステージに登場した。後輩のハロプロ研修生2人とともに、モー娘時代と変わらぬキレのあるダンスと、新曲6曲を含む8曲を披露した。せりふはなく、プロジェクションマッピングやレーザー光線、CGなどを駆使した異色の舞台。ファン190人を魅了した。

 約80分間を終えたアンコールでは、「あらためまして、道重さゆみです! これを言わなきゃ始まらないので」と言った後、「ただいま~」とあいさつ。大歓声を浴びた。「2年4カ月月ぶりの皆さんとの再会。そしてこうやってステージに立たせていただけて、皆さんとお会いする機会をいただけて、本当に感謝しています。2年4カ月ぶりにお会いするのに、どうせなら、かわいくなったなぁ~と思われたいじゃないですか!?」と問いかけると、「かわいい~!」と大歓声を浴びた。「本当、うれしい!! その言葉、待ってたの」と笑顔をはじけさせた。

 開演前には取材に応じた。休業中については「基本的にはぼーっとしてましたね。本当にゆっくり。13歳から25歳までもモーニング娘として活動させていただいていたので、今までできなかった、地元にゆっくり帰ったり、家族とゆっくり過ごしたり、友達と映画を見に行ったり買い物行ったりという、本当に普通の生活をしていました」と明かした。家族でのハワイ旅行や、友人との大阪旅行も楽しんだという。

 モー娘を卒業しており、恋愛は解禁されている。だが、「この2年半は全然、恋愛とかもできなかったので。今のところ予定はないですね」ときっぱり。「チャンスがあれば。でも、そういう兆しがないので。今のところはこのステージに集中したいです」と話した。理想の結婚相手については「家にあまり帰ってこない人。自分の時間を大事にしたいので。あまり家を顧みない人がいいです」と語った。

 今の自分は女優でもアイドルでも歌手でもなく、「かわいい」という新ジャンルだと訴えた。「自分のかわいさのピークは25歳だから、かわいいまま卒業したいって思ってモーニング娘を卒業したんですけど、休んでみて『あれ、案外まだいけるな』と思いました」と笑った。卒業時のかわいさを100点とすると、今は「200点くらい。倍になっちゃいました。すごいでしょう?」とドヤ顔。「27歳としての大人の魅力も加わりました。かわいさのピークが常に上昇している状態。無敵ですね」と満足げだった。