市川猿之助(41)中村勘九郎(35)中村七之助(33)が出演する大阪・松竹座「五月花形歌舞伎」(5月2~26日)の会見が21日、都内で行われた。

 昼の部で猿之助は「金幣猿島郡」の清姫など4役、夜の部で勘九郎は「怪談乳房榎」の菱川重信など3役、七之助は「野崎村」のお光を演じる。3人は若手主体の正月の浅草歌舞伎で長年一緒にやってきた仲。猿之助が「勘九郎さん、七之助さんと久しぶりにがっつりと組んでやれるのがうれしい」と言えば、勘九郎も「浅草歌舞伎で猿之助さんと一緒にやれた時間は宝物」、七之助も「3人で一緒にやるのは懐かしい。互いの呼吸も分かっている」と話した。

 猿之助は「金幣猿島郡」で宙乗りに挑む。「大阪の公演中に宙乗りが1000回になる。過去に途中で止まったりのトラブルが2回あったけれど、意外とあっという間だった。伯父(市川猿翁)の記録を超すには、あと4000回やらないといけないけれど、このままやったら、超えると思う」と、5000回突破に意欲を見せた。