演歌歌手中村美律子(66)が27日、東京・台東区の浅草で、新曲「かぼちゃの花」の発売記念イベントを行った。

 浅草名物の人力車を、かぼちゃの馬車に見立てて装飾を施し、観光客でにぎわう町中を散策した。

 「作詞家の先生に『みっちゃんにピッタリの曲ができあがったよ』と言われ、タイトルを聞いたら『かぼちゃの花』。最初はこけそうになりました」と新曲との出会いを紹介。明るい性格から「ヒマワリみたいだね」と良く言われるが「かぼちゃ」とは…。「でも、よく考えたら、かぼちゃにはかわいい花も咲くし、実もなる。実には栄養がたっぷりあって、病気を治すパワーがあるそうです。今ではすごく気に入っています」。

 かぼちゃの人力車で町中を散策したことには「ちょっと照れくさいけど、うれしいのが8割。装飾もかわいかったね」と笑顔で話した。

 昨年が歌手デビュー30周年の節目。「今日はあいにくの雨天だったけど、『雨降って地固まる』という言葉もある。今はそんな気分でいます」と、目標に掲げる「120歳まで現役で歌い続ける」ためにリスタートを切った。

 人力車に乗った後は、老舗レコード店「浅草ヨーロー堂」で新曲を歌唱。07年の「だんじり」以来、10年ぶりの店頭キャンペーンで、雨天の中に集まったファンを大いに喜ばせた。