嵐の相葉雅紀(34)が2日、東京・お台場のフジテレビで行われた同局系の主演ドラマ「貴族探偵」(17日スタート、月曜午後9時)の記者会見に出席した。

 貴族風の衣装で、白馬に乗って登場した。レッドカーペットの上に置かれた椅子に座ると、「これだけすばらしい皆さんといられることがすごく光栄なことだと思っています」とあいさつし、ファン1000人から大歓声を浴びた。

 撮影中のエピソードや、共演者の印象を聞かれ、「最近、撮影中に使用人役の方々となぞなぞをやってましたね。滝藤(賢一)さんが出してくれるんです。僕が本編の中で推理をしないので、肩をブン回してやってましたよ。松重(豊)さんは答えるのが遅くて、(中山)美穂さんが早かった」と和やかな現場のムードを明かした。「生瀬(勝久)さんは1人でずっとしゃべってますよね。ムードメークしてもらっています。井川(遥)さんはめちゃくちゃきれいなお姉さん」と答えた。

 初共演の武井咲(23)については、「咲ちゃんだけが年下なので、僕は気さくにお話ししているつもりなんですけど、あまり話しかけてくれないですよ。僕のことあんまり好きじゃないのかな」と苦笑い。武井からは「そんなことはないんですけども、この衣装を着てさっそうと現場に入ってくるので、おもしろいなって」と笑われ、「そういう役だから! 普段から着てるわけじゃないから」とツッコんでいた。

 生瀬からは「他の嵐の4人とは共演したことがあったので、相葉くんが最後の牙城でした。やっと一緒になりました」と喜ばれた。その上で、「座長で中心となってやってらっしゃいます。先日夜中の3時ごろまで撮影していて、スタッフさんが音を出しちゃったんですよ。相葉くんがその人に近づいたので、怒るのかなと思ったら、(人さし指を立てて)『シー』と。僕はこの人についていこうと思いましたね。優しいです」と明かされ、照れ笑いしていた。

 井川からは「相葉くんというと、笑顔で、気遣いの人ということで皆さんご存じだと思うんですけど、貴族の服で、すっと立っていて、何を考えているか分からない様子が、すごく色っぽくて、ジェントルマンです」と褒められた。相葉は「あ、ありがとうございます。あまり言われないんで、ドキドキします」とどきまぎしていた。

 中山と松重からは、髪形について明かされた。相葉に仕えるメイド役の中山は「私も相葉さんも珍しい格好をしていますけど、見慣れちゃって、最近は普通に貴族だと思うようになりました。いつも襟足をキレイにされているので、忙しい中でそろえられていてすてきだと思いました」と話し、執事役の松重も「いつも斜め45度後ろにいるんですけど、ずーっと相葉さんのうなじを見ているんですね。きれいなんですよ。うっとりとするくらいですね」と声をそろえた。相葉は「貴族ヘアですね」と笑っていた。

 昨年、NHK紅白歌合戦の白組司会を初めて単独で務めた。ソロでの話題となる仕事が続いている。「あまりこう振りかえて考えてはいなかったですけど、今思うと相葉くん、すごいっすね。紅白やって、ねえ」と笑顔。「考えれば考えるほど、プレッシャーも出てくるので、自分ができることを全力で頑張ることが僕の務めだと思いますので、そこは頑張っていこうと思います」と誓った。

 同局月曜午後9時の「月9」ドラマ枠は、今年で30周年を迎えた。「僕が物心つくようになってからはずっと『月9』ドラマをやっていたので、(15年の「ようこそ、わが家へ」に続いて)2回も出させてもらうのはすごい光栄なことです」と背筋を伸ばした。共演者たちを見回し、「こんな機会は一生ないと思うので、すごく勉強させていただきます。『月9』だし、もしかしたら『ラブ』もあるかもしれませんよ~。すごい派手なドラマになると思います」とアピールした。