無免許で車を運転したとして、今月1日、道交法違反の疑いで静岡県警掛川署に現行犯逮捕された静岡第一テレビのアナウンサー藤原恭一容疑者(27)が、同署に「1度も免許を取ったことがない」と供述していることが3日、分かった。

 同局によると、藤原容疑者は昨年5月、局に車の使用申請をする際、免許証のコピーを提出していたといい、コピー偽造の疑いも浮上している。同局は「『1度も免許を取ったことがない』と供述していることは、掛川署から聞いています」としながらも、偽造の可能性については「捜査中なので何とも言えません」としている。

 藤原容疑者は1日午後6時20分ごろ、同県掛川市の市道で他の車との衝突事故を起こし、無免許が発覚した。当時は、同県袋井市のエコパスタジアムで行われたJ1磐田-清水(静岡ダービー)を取材した帰りだったとみられる。車には同局社員3人も乗っていた。

 また、藤原容疑者は、3日にスタートした同局の生放送番組「マルシェア」(月~金曜前10時25分)で、月~木曜日にMCを務める予定だったが、番組は欠席。放送で説明はなく、金曜MCの伊藤薫平アナ(33)が司会進行した。