演歌歌手神野美伽(51)が今月18日、大阪・梅田クラブクアトロで初のライブハウス公演に挑戦する。このほど取材に応じ「自分でもすごく期待しているし、ワクワクしている」と意欲を語った。

 米ニューヨークで14年から3回のジャズライブを行うなど、演歌の枠を飛び出した幅広い活躍を続けてきた。昨夏には福島県のロックフェス「オハラ☆ブレイク」に初参加。ギター古市コータロー(52)ドラムのクハラカズユキ(48)との異色ユニットで、「リンゴ追分」「石狩挽歌」など往年の名曲を熱唱。演歌とロックの融合で会場を大いに沸かせた。それまで、日本のロックに興味がなかったが「こんなに格好よくなるのか」と驚いたという。確かな手応えを感じ、「次はライブハウスでやろう」と意気投合。18日は、ロックファンにも演歌の持つ魅力を伝えるつもりだ。

 神野は「海外で活動してから、『演歌』が自分の大きな武器だと分かった。演歌をキチッと歌っていればロックもやれる。もちろん、海外でもやっていける」。来年に35周年を迎える歌手活動が、ますます円熟味とパワーを増している。

 一昨年、作詞家荒木とよひさ氏(73)と離婚。再婚への意欲を聞くと「そこは自然に任せたい」と笑顔。まずは18日に向けて全力投球だ。【松本久】