明石家さんま(61)が、テレビ東京の番組に出なくなった理由を明かした。

 さんまは22日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」で、「テレビ東京さんともめてるって、世間も多分知ってると思うんですけど」と自ら切り出した。

 そのきっかけとなったのは自身が26歳の頃。当時、司会をしていた深夜番組「サタデーナイトショー」が同局内の視聴率1位になっていたという。「テレビ東京内の視聴率トップが2週続いたのかな、それでスタッフ、プロデューサーともどもエラい盛り上がって、プロデューサーなんか『この勢いで10年、20年続けられる番組に致しましょう! 今後ともよろしくお願いしまーす!』ってワーワー酒飲んだ」と大喜びの中、なぜか事態は一転。「その次の週に終了が決まったんですよ」と突然打ち切りになったと明かした。

 打ち切りの理由は「ちょっとしたお色気のコーナーがあったんですよ。それを偉いさんの奥様が気に入らなかったみたいで、『あんな番組がテレビ東京のトップになるなんて、なくしなさい!』って」と内情を暴露したさんま。「なにがなんだかわからなかった。(視聴率)とりすぎて終わるって、どういうこと。しかもテレビ制作にも関わってない奥さんの一言やで。複雑やったわー」と当時の心境を振り返ったが、「でも、あのおかげで、『もう視聴率なんか気にしてる場合じゃないんだ』って26のときに思えた」と、番組作りに対する姿勢が変わるきっかけにもなったと明かした。