韓国出身男性グループBIGBANGのD-LITE(27)が23日、ソロ初ドームツアー「D-Day」千秋楽公演を京セラドーム大阪で行った。メンバーのT.O.Pが2月に韓国軍に入隊してソロ活動を本格化。埼玉・メットライフドーム公演を含めて4公演で15万人を動員した。

 5万人の大歓声が、D-LITE1人に注がれた。メインステージだけでなく、左右100メートルの花道ステージを縦横無尽に走り回った。BIGBANGとして、12年から昨年末まで4年間で71回のドーム公演を行ったが、ソロ公演であらためてその広さを実感した。「1人なので走る距離が長く、太ももに痛みがたまっています」と冗談を言いつつ「皆さんのために僕の声と体力を全て使います」。ダブルアンコールを含め20曲をパワフルに披露した。

 BIGBANGのボーカル担当で日本語も堪能とあって日本での活動を積極的に行ってきた。13年2月にソロデビュー後、ツアーは4度目。「ソロは仕事としてはもちろん、人間的にも大人になれます」。それでも「全てはグループのため」といい、「お互いを信じて、それぞれの活動を応援している。僕もBIGBANGの名を汚さないよう、ソロでも一生懸命やっていきます」と言い切った。

 この日は、今月26日に誕生日を迎えるD-LITEを祝福するため、メンバーのV.Iもサプライズで駆けつけた。今後もソロ活動が中心になるが「僕は音楽を通して、価値ある活動をたくさんして、皆さんとも思い出を作りたい。また会いましょう!」と約束していた。【大友陽平】