ブラッド・ピット(53)がついに、アンジェリーナ・ジョリー(41)との離婚劇以来、初めて沈黙を破った。ピットは米誌「GQ Style」夏号の表紙を飾るとともに、12年間パートナーだったジョリーとの離婚や子供たちに対する思い、過去半年間、悩み苦しんだことなどを赤裸々に告白。

 「離婚で、まるで顔を殴られたみたいだった。子供たちのためにもっとオープンになり、彼らのために存在する必要がある。自分はその辺が、うまくできていなかった」と振り返った。

 ジョリーとの破局以来、自分がどのように変化したかについて語ったピットは、「酒を飲み過ぎて、そのことが問題になっていた。しかし、それも今や半年前のことであることが、非常にうれしい。ほろ苦い経験だが、再び以前の健康を取り戻せた」と明かした。どうやって飲酒をやめたのか?との問いには、「これ以上、あんな風に生きたくなかった」と答えた。

 ジョリーとの親権争いに関する詳細がメディアで大々的に報じられ、子供たちのことが心配だったというピットは、「“センセーショナルに売るための報道”は容赦がなかったし、子供たちがその中心に立たされたことで、胸が痛んだ」と心境を吐露。

 長男への虐待疑惑で児童家庭サービス局の調査が入った時のことについても触れ、「当時は打ちのめされたが、その後、皆で一緒に解決に向けてベストを尽くした」と語った。さらに、「家族が突然、バラバラになることは、子供たちにとって大きなショックだった」と語り、ジョリーと法廷で争うことに時間を費やすのはばかげていると悟ったことも明かした。

 現在はようやく生活に落ち着きを取り戻し、彫刻のアートセラピーで心を癒やす日々というピットは、この半年間で、家族を第一にすることが大事であることを学んだという。(ニューヨーク=鹿目直子)