菅田将暉(24)が17日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「帝一の國」(永井聡監督)大ヒット御礼舞台あいさつの最後に、共演の野村周平(23)とキスした。

 この日の舞台あいさつは、劇中で海帝高校の生徒を演じた菅田、野村、竹内涼真(24)間宮祥太朗(23)志尊淳(22)の5人が勢ぞろいする最後の機会で、主演の菅田へ同世代の4人が感謝の言葉を述べた。最後にあいさつに立った野村は「菅田君はライバルっぽくもあるし、追い抜いたり、追いついたり、追い抜かれたりみたいなのが、すごく多かったから、見ないことはなかった。ライバルでピリピリしていたこともあったけど、刃物が丸くなって…すごい腐れ縁なわけで。これからも負ける気はないし、ずっと高めあっていけたらという存在。続編もよろしくお願いします」とあいさつした。

 菅田は、その言葉を聞くと「じゃ、未公開シーン、やる?」と言うと、「何のシーン?」と聞く野村にキスした。関係者によると、菅田はクランクアップ時に、キャスト全員にキスしたといい、壇上でスクリーンには映っていないキスシーンを再現したのだという。

 その上で、菅田は「未公開シーンやからね。俺らが学生の頃に見ていた、『クローズ』とか『バトルロワイヤル』のような熱量を持った、俺らなりの果たし状に出来ればと、みんな何も言わずくみ取って(気持ちを)表に出さず、毎日やれたことが幸せでした。また10、20年後…節目、節目に集まって、何か面白いことを日本にたたき込めたらうれしい」と、力強く宣言した。【村上幸将】