歌手知里(ちさと、35)が17日、東京・ホテル雅叙園東京で、デビュー7周年記念イベントを行った。

 日大芸術学部音楽学科でクラシックを学び、音楽コンクールで数々の入賞をした歌姫だったが、歌謡曲の魅力のとりこになって歌謡界に入った。

 10日発売の新曲「花艶歌(はなえんか)」は、従来のポップス調などのイメージを脱却。初の演歌風楽曲に挑戦した。「自分にとっては大冒険です」。曲に合わせて、衣装もこれまでのドレスから脱却。演歌の定番である和服とドレスを合わせて作った。「半分がドレスで半分が和服。和ドレスです」。

 作詞の麻こよみさんが激励に駆けつけた。「知里さんの写真を見て、すごくかわいらしい人だと思った。歌詞は女性の応援歌で、頑張っていこう!という気持ちの出る作品です」。作曲の岡千秋さんも「すごく個性的な声で魅力的。楽しい曲に仕上がったから元気に歌って欲しい。出来上がりにすごく満足しています」とエールを送った。

 秘めた恋や希望が実ることを願い、歌詞では「咲き」の言葉を8回も連呼する。知里は「私もこの歌を何とかして咲かせたい」と熱烈にアピール。「私の歌を応援してくれる男性が現れたらいいな」と、恋の花を咲かせることも熱望した。