4月のフジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ「貴族探偵」(月曜午後9時)の22日第6話の平均視聴率が7・5%(関東地区)で、自己最低だったことが23日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は11・8%でスタートしたが、第2話で1ケタの8・3%にダウン。第3話は9・1%に上昇したものの、第4話は8・9%、前週第5話は8・0%と下降を続けている。

 30周年を迎えた同局の看板ドラマ枠「月9」の主演に抜てきされたのは嵐の相葉雅紀(34)。年齢、家族、住所、本名などが一切不明で、自らを「貴族」と名乗る、探偵業が趣味の謎の青年を演じている。

 視聴率の低迷からなかなか抜け出せない「月9」枠。苦戦中の同局にとって、節目の勝負作となる今作にかかる期待は大きい。数々の伝説を生んだ「月9」復活の糸口はつかめるか、その視聴率が注目される。

 第6話は、桜川家の跡継ぎを決める儀式で事件が発生。弥生(北香那)の婿の第一候補、金山俊市(忍成修吾)が毒を盛られて病院に運ばれた。そして、他の婿候補3人が次々に殺されてしまう。鷹亮(竜雷太)に呼ばれた愛香(武井咲)は、事件の捜査を依頼される。愛香は真相を解いたら貴族探偵(相葉雅紀)の正体を教えてもらうことを条件に引き受けるが、鷹亮は貴族探偵にも捜査を依頼していた、という内容だった。