演歌歌手岡ゆう子(59)が25日、都内で新曲「しあわせのサンバ」の発売記念イベントを行った。

 1979年(昭54)に「博多の恋」でデビューして39年。演歌一筋に400曲以上を歌唱してきて、今回、サンバ調の曲に初挑戦した。「何曲か候補作があった。でも、『しあわせのサンバ』を聞いた瞬間から、サンバ調のメロディーが頭から離れなくなった」。迷うことなく、来年の40周年へ向けての勝負曲に決めたという。

 振り付けはブラジル出身のタレント、アマンダ(29)に頼んだ。振り付けをするのは初めて。意識したのは「和とブラジルの融合」だという。「和服を着て踊ってもきれいに見えるように、そして運動にもなるようにした」という。

 岡は「体を動かすことは体によいし、頭の運動にもなる。サンバのリズムに乗って、明るく楽しく歌って踊ってほしい。笑顔だと免疫力が高まるから健康によいです」とアピールした。

 47都道府県すべての“ご当地ソング”を歌唱し、「歌う日本地図」の異名を持つ岡。これまで、海外の曲は米国の「サンフランシスコ日本町音頭」の1曲だけだった。サンバとの出会いをきっかけに「今度はブラジルの歌を歌おうかしら」。「歌う世界地図」へと羽ばたく意欲を示した。