演歌歌手竹川美子(38)が26日、都内の隅田川などを巡る屋形船で新曲「船頭さん」の発売記念イベントを行った。

 デビュー15周年記念となる節目の1曲。これまでの20作は女性の切ない恋心を歌ってきたが、今作では、不幸な生い立ちを持つ女性に光を与えてくれた男性への思慕を歌う。タイトルの「船頭さん」は人生という川を先頭に立って導いてくれる人の意という。「私にとっては、人生でも歌手としても『船頭さん』は叶弦大先生です。これから恩返しをしていきたい」。同曲を作曲し、6年間の内弟子として指導を受けていた作曲家の名前を上げた。

 これまでの歌手人生を「充実していた。自分は幸せ者。人との出会いに恵まれました」と振り返り、今後の活動への思いも意欲的に語った。「踊りや三味線、民謡などを習っているので、コンサートなどで、何か1つ(披露することを)やりたい。いつも和服なので、ドレスでも歌ってみたい」。

 歌手として「人との出会い」には恵まれたが、1人の女性としてのプライベートはそうでもなかったようで「『船頭さん』はこれから見つけます」。

 曲のイメージに合わせてメイクも変えた。「艶っぽく、大人っぽくです」。心機一転で、新曲にかけている。