「落ちこぼれ軍団」がついに首位に立った。アイドル対抗フットサル「バロンiドール杯」が行われ、虹のコンキスタドール(虹コン)がアイドル4チームによるトーナメントを制した。

 「バロンiドール杯」は1月に開幕し、毎月「フットサル部門」「テレビゲーム部門」の二部門が開催されている。この日行われた「フットサル部門」第5節の結果、同部門の勝ち点で虹コンが首位に立った。

 虹コンの若さが躍動した。23日に15歳の誕生日を迎えたばかりの大和明桜が、準決勝ではゴール前の混戦を押し込み決勝点。

 大和は妄想キャリブレーション(妄キャリ)との決勝戦でも試合終了間際にディフェンダー2人をドリブルで置き去りしてキーパーと一対一になると、右足アウトサイドでゴールに流し込んだ。会場にどよめきが起きるほどのスピードと冷静な判断だった。

 試合後の大和は「今まで相手にかけられてばかりだった圧を、私たちがかけられるようになりました」と笑顔。開幕節、第二節と、一勝はおろか1得点もあげることができず「落ちこぼれ軍団」と冷やかされてきた虹コンだが、総合成績でも2位に浮上し、「下克上」が現実味をおびてきた。

 攻守の両軸である中村朱里(19)と的場華鈴(16)は、「シーズン優勝したら、肉の万世の高めのコースで祝勝会がしたい!」と声をそろえた。1月の開幕節以来の出場となった清水理子(20)は「皆のレベルが上がっていてびっくり。勝利の味を知ってしまいました」とチームメートの成長ぶりに驚きをかくせない様子だった。同イベントは6月の第6節と7月の合宿イベント、出場チームのライブとあわせて行われる最終節の結果で初代年間王者が決まる。