篠原ともえ(38)が30日、都内のとっとり・おかやま新橋館で行われた「鳥取県は『星取県』になりました」記者発表会に登壇し「スター大使」に任命された。

 篠原は元天文部で、宇宙を楽しむ“宙(そら)ガール”として知られる。14年12月に「宙ガール☆篠原ともえの星の教科書」を出版し、さらにスターウオッチングの魅力を伝える映画「宙ガール 篠原ともえのレッツスターウォッチング」を出演、脚本、衣装、音楽まで担当して製作し現在、東京・渋谷などで上映している。同作が3月に鳥取県で上映され、同県を訪問したことをきっかけに、スター大使に任命された。

 篠原は、平井伸治知事(55)から委嘱状、名刺、星型リースを贈呈された。「星には赤、青や色がある。鳥取県…星取県は空気がきれいで、色がくっきり見えます。プライベートで鳥取にも行きました。星と鳥取の魅力を伝えたい」と喜んだ。

 篠原はデザイナーとしても活躍しており、この日は鳥取県の名産・因州和紙で作った星をイメージしたヘッドドレスなど自作の衣装を着て登壇。「星取県」のユニホーム作りにも意欲を見せ「ユニホーム作り、頑張ります!!」と宣言。平井知事が笑みを返すと「こういうところから契約って、始まるんですよね…すばらしい!!」と言い、ほくそ笑んだ。

 鳥取県は、環境省が1988年度(昭63)から2012年度(平24)まで行った、大気の環境を調査して評価する全国星空継続観察で、何度も日本一になっている。1位になった県庁所在地は、鳥取市のみだという。平井知事は「星空を守る条例を作ろうとしています。先進的な事業で、他の地方にはないと思います」と語った。また同県が行うフォトコンテストで、大賞を受賞すると、星の命名権が与えられるという。

 この日はお笑い芸人の永野(42)と宇宙飛行士の山崎直子氏(46)も参加した。【村上幸将】